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Adobe Firefly を使ってみたりして
満を持してAdobeよりジェネレーティブAI『Adobe Firefly』が(Betaではありますが)公開されたので試してみました。
今までは登録した後、順番待ちで招待を受けて試用…といった形だったようですが、これでCreative Cloudサブスクリプションサービスを利用している方なら誰でも利用可能となりました。
Stable Diffusion や Midjourney 等、既存のサービス同じようにテキスト→イラストなのですが、異なる点としては、簡素にまとめられたweb上のUIで完結するユーザビリティではないでしょうか。さすが大手。Stable Diffusionでもオンラインはありますが、よりお手軽な感じ、ジェネレーティブAIにPhotoshopでお馴染みのニューラルフィルターのエフェクト効果が良い感じに融合しています。
今のところ英語のみではありますが、必ずしも文章である必要はなく、カンマで区切って単語を並べただけでも結構なものが出てきます。
更に嬉しいことにBeta期間後、正式版になると商用利用も可だそうです。この辺ちゃんとクリアするのAdobeっぽい。
将来的にはグラフィックだけではなく、動画や3D分野など包括的に展開されていく用ですが、現在2023/04/05現在試用できるのは下記の2つ。
・任意のテキストからイラストを出力
・入力した文字(文字列)に任意のテキストから創出されたアピアランスを付与
です。2つ目は文字面ではちょっと分かりづらいですが、「入力したテキストを〇〇や〇〇つかってロゴっぽく仕上げてね。」ができる機能になります。
先述した様に、イラスト/ロゴ 共に英語の指示のみ対応ですが、こちらもDeepLなどのAI翻訳様に頼れば簡単です。
ということで早速。
「未来の宇宙船内で、宇宙服を着た犬と猫がケンカ。木星をバックに。」
入力した文章から4つ提案してくれます。
その中で コレ ってものがあればそこから更に再提案してもらったり、さらにフォトリアルにとか、切手っぽく、マンガっぽく、比率も主要な 1:1 / 3:4 / 16:9 などボタン一つで描き直してくれます。すごーい。
「70年代サイケデリックポップ」
「未来のバー、バーテンダーは犬」
「西部時代のバーに数匹の動物、バーテンダーは犬」
「抽象的なペンギンのピンポン」
「60年代コラージュ、宇宙を背景に、鳥も」
「杖をついた老人とトウモロコシをテーマにイギリス風の紋章を描いて」
などなど、テイストも様々で面白いですね。
せっかくなので、キャンバスにダイレクトUVプリントをしてみました。
おー
おおー。
部分毎、クリアをグロスで吹くと、なお良い感じ。
おもしろー。
現段階で保存できた解像度は1:1ではsRGBの1,024px × 1,024px、
大きなポスターなどには難しいかも知れませんが、ちょっとした印刷物の背景やTシャツなどには充分だと思います。
正式版が楽しみですね。
そして2つ目の文字装飾
いずれも一文字でも文字列でもいけます。
試しに cre8 を…
「ドラゴンと炎、中世の鎧と剣」
「チョコレート」
「フルーツタルト」
「アイスクリーム」などなど…
せっかくなので、描いてもらった『ゴシック風の豪華な食卓』に並べてみました。
これはなんだか不思議な仕上がりに…それにしても美味しそうだ…。
年に一度のAdobeの発表会 Adobe MAX のお楽しみコーナーAdobe sneaksにてチラ見せしてくれた技術が割と早くお披露目された感があります。
加速度的に進歩している感があるAI技術…今後も楽しみです。
cre8にお越しになる方で、加工機械を使いたいけれどデジタルデータの作り方が分からない…なんて方も多いので、そこを軽々とクリアしてくれそうです。
実際このブログタイトルの背景もAdobeFireflyで描いてもらった後、不自然な部分をPhotoshopの『コンテンツに応じた塗りつぶし』で修正したものを使用しています。
AIさまさま!Yes! AdobeSensei !