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新機種導入 Photon Ultra のお知らせ
cre8の光学式3Dプリンタにニューフェイスです。
□Photon Ultra テスト
https://youtube.com/shorts/Ju8H3pxsSzI?feature=share
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うるとらだわ。
凄いわ。
紫外線で硬化する液体レジンに一層毎光をピカーッとあてては引き剥がし、また次の層をピカーッとあてては引き剥がし…を延々と繰り返す事により造形する光学造形式3Dプリンタ。
その造形のクオリティは一層毎の厚さや、なにより、紫外線を照射するディスプレイの解像度に寄るところが大きいので、各社4Kだったり6Kだったり、はたまた硬化する波長にしぼったモノ光タイプだったり様々な機種が登場しています。
しかしこのUltra、 解像度の数値だけみれば1280×720と大した事が無いどころかむしろ低め…
なのにこのクオリティ。
方式が少し違うのだそうです。
本体や専用レジンにも記載がある通り『DLP方式』という物になります。
造形ディスプレイの部分をのぞき込むと単なるガラス板、しかしその奥にミラーと像を投影するドーム型のプロジェクタ的な物が見えます。
このプロジェクタが優秀で1ピクセル毎に光をあてる事が可能なんだとか。
これによって有機ELみたいに、オフの部分は本当にオフ!みたいなメリハリが付く…んだそうですよ。凄いぞDLP!
対して既存のLCDディスプレイモデルは解像度がいくら高くても、光をあてたく無い部分にまでボヤ~っとあたってしまいどうしてもシャープな造形が得られなかった…とのことなんだそうです。
実際本当に綺麗だなぁ。綺麗な一円玉用意しておけば良かったなぁ…。
スピードもなかなか速いんですよ。
専用レジンを使うのがベストですが、既存のレジンも使えます。
左: DLP専用 レジン 中央: 汎用レジン 右: 汎用透明レジン
短時間でコントラストがハッキリした像を照射する為か、透明レジンにも向いている…様な気もしています。
(透明レジンは当然のことながら光が透過するので細かい造形は難しい場合がほとんどでした)
まだまだ検証している最中ですが、いやこれは面白いですよ。
扱いやすいサイズなので、3Dプリンタデビューの方も是非遊んでみてくださいね。
造形可能範囲:幅102.4×奥行き57.6×高さ165(mm)
造形ピッチ:0.01-0.15