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ついにcre8で金属マーキングができますよ~!!【やってみました!後編】
こんにちは♪スタッフさちです♪
長らくお付き合いいただいている金属マーキングブログ、
皆さんお楽しみいただけてるのでしょうか・・・
これで最後ですので、何卒・・・・お付き合いください・・・・
今まで【はじめまして編】では、ざっくりした加工方法や利用金額を
【やってみました!前編】では、加工の手順をご紹介してきました。
最後となる【やってみました!後編】では、
色々用意した材料がどんな反応したのかしらん??
という結果をご紹介します~!
おさらいですが、用意したのはこんな材料たち。
皆さんにも気軽に楽しんでいただきたいので、
身近で手に入るような日用雑貨や文房具なんかを選んでみました!
材質としては、ステンレス・アルミ・鉄・真鍮(多分?)です。
【やってみました!前編】でご紹介した
ステンレスの大型クリップは見事!イメージ通りにできました♪
うん、可愛い。
ただ、ちょっとだけ、ちょっとだけ欲を言えば
ビビッて何度もやり過ぎたせいで若干、細いところが潰れ気味になってます。
これはこれで可愛いんだけどね!
あとね、初めから失敗を見せるのもためらわれたので
ちょっと良いカッコしちゃったんですね、前編。
正直に話すと上の写真、2本目のクリップなんですね・・・
1本目はもっとビビッてたから、触っちゃいけないところに
マーカーが当たっちゃったんです・・・
わかりますでしょうか・・・クリップの右端の頭のところ。
黒く変色しちゃってるんですね。これ、失敗。。。。
ということで、ここからは良いカッコはせず
正直に!失敗も混みこみで!!
色んな雑貨たちの華麗なる(?)Before&Afterをご覧くださ~い!!
エントリーNo.1
ステンレス製フォーク&スプーン
こんな感じでマーキングをすると・・・
マーキングサイズは約5㎜×20㎜。
まだ最初だったから、ちょっとムラになっちゃったよね・・・・
でもこれはこれで良しでしょう!!アジです、アジ!
コツをつかめばきっと綺麗にできると思います!
(ちなみに一番右の無残なフォークは見事に失敗したので
練習台になってもらいました。ありがとう、フォーク)
エントリーNo.2
ステンレス製カップ(側面)
マーキングサイズは約10㎜×42㎜。
デザインの幅よりも電解液をつけるマーカーの方が太いので
はみ出すのが怖くていっぱいマスキングしました。
(でも、これはさすがに自分でもやり過ぎた自覚があります・・・)
版が紙で柔らかいので曲面でもしっかり固定できたおかげか
思ったよりもムラにならずに綺麗にできました!
マーキングサイズは約32㎜×27㎜。
プリンタで作れる最大幅で版を作ってみました。
こちらも周りをしっかりマスキングして、すごく綺麗にできました!
同じステンレスのものでも、マーキングする部分がしっかり平面で
デザインも大きめだと成功率が上がる気がします!多分。
あっ!ちなみに、使っているロゴマークの「cridas」とは
本社のトキワランバテック株式会社がスタートさせたキャンプギアブランドです!
アウトドア用品に金属マーキングってぴったりだなぁ~。
エントリーNo.4
ステンレス製お皿(裏面)
マーキングサイズは直径約80㎜。
プリンタでは作れないサイズだったので版にはカッティングシートを使いました。
欲張ってデザインを細かくし過ぎたので、版のカストリも一苦労・・・・
マーキングする時もマーカーを動かすたびに細かいパーツが取れたり
すごく難しかったです・・・
(フォークの先の部分が取れてスプーンになりかけてる・・・)
カッティングシートを使う場合は、
まずは簡単なデザインからチャレンジしてもらって、
ある程度慣れてマーキングのコツを掴んでから
細かいデザインにトライしてみてくださいね!
何事も練習が大事!!
エントリーNo.5
ステンレス製カップ(底面)
マーキングサイズは直径約65㎜。
これも版はカッティングシートを使いました。
色んなパーツが細かすぎて正直どうなることかと思ったんですが、
さっちゃん、幾多の失敗からコツを習得し、腕をあげました。
自分で言いますがかなり上出来。可愛い!!
ということで、ここまでがステンレス。
色々ムラはありましたが、どれもしっかり黒く反応しましたので
できるだけステンレスでチャレンジしてもらうのが良いのかなと思います。
それでは、続いていってみよ~!!
エントリーNo.6
アルミ製バターナイフ
マーキングサイズは約10㎜×20㎜。
なんと、黒くならずに白くなったんですが(さすが化学反応!)
すごく綺麗にマーキングできました!
でも、よく見ると先っちょにマーカーが当たって変色している・・・
こんな時は臨機応変に、さらに上からマーキングして・・・
デザインの一部にしちゃいました~!これはこれでとっても可愛い。
マーキングサイズは約8㎜×12㎜。
調子に乗ってとっても小さいのもやってみましたが、
なんだか無残な結果に・・・もしや、アルミって難しいのでは・・・
エントリーNo.8
アルミ製カードケース
マーキングサイズは約60㎜×60㎜。(カッティングシート使用)
全然反応しなくってじっくりじっくり何度もやってみたんです。
あれ?徐々に反応してきたんじゃないかしら?というところで
版をめくってみたのが右の写真。うっすら・・・いる・・・?
仕上げに拭いてみたところがこちらです・・・・
さよなら、くまちゃん・・・。
あとから調べてみたところ、
アルミは表面加工がされていることが多く、
その場合、電気が流れないので電解マーキングには向いてないのだそう。
このカードケースも材料表示をよく見たら
ちゃんと「アルミ(アルマイト)」と加工方法まで書かれてました・・・。
ということで、アルミはこんな感じの結果になりました。
白くなるので可愛くて女性にも喜ばれそうですが、
もとの表面加工によってはマーキングできませんので
必ずそのあたりをご確認の上ご用意くださいね!
では、ラストスパートいってみよー!!!
マーキングサイズは約9㎜×9㎜。
アルミの時みたいに白っぽくなりましたが
ボヤボヤにはならず綺麗に出来ました!
ただ、これ表面にニッケルメッキが施された鉄だったので
純粋な鉄だけだと違う色になるのかもしれないですね。
マーキングサイズは約23㎜×43㎜。
真鍮(?)になってるのは材質表示がなかったからなんですが
更に上からコーティングがされてるモノだったので
何とも無残な結果になりました・・・
結構長い時間マーキングしてたので、
その影響でコーティングが剥がれたところだけが黒くプツプツ反応したみたいです。
可愛いヘアピンになるはずだったのに~!!!
ということで、材質をかえて色々試してみましたが
お楽しみいただけましたでしょうか?
普段はだいたい完成のイメージ通りを目指してモノづくりしてますが、
こればっかりはやってみなくちゃわからない感が強くて
理科の実験みたいでドキドキしてとても面白かったです!!
皆さんにも、まずはこんな感じなのねと気軽にトライしてもらえると嬉しいです!
まだまだやっていない材質も色々ありますし、
本体の設定(電圧の強さや直流・交流など)もいじれます。
きっと持ってきていただく材質や形状、
表面仕上げの違いによっても結果が全部変わってくると思うので
今回ご紹介した結果はあくまでもご参考程度!!という感じでお願いします。
それでは、長い長~い電解マーキングのご紹介ブログ3部作、
お付き合いありがとうございました~!!!
今度は何をやってみようかなぁ~♪♪