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iPadと3Dプリンタって…以下略 後編
作ったそばから根本的な見直しをしたい工場長が引きつづきお送りします
頑張ってベトベトを落とし、ホースを挿してみたものの、やはりテンションが無理にかかっており、若干不安定。
せっかく3Dプリンタで自由に作れるんだから、もう少し枠を取っ払って考えても良さそうです。
こんな感じ?
工場長の芸術的なスケッチに、勇気づけれらる方も多いのでは無いでしょうか。いいんだよ。いいんだよ。
ホースがねじ込まれているもう一つのパーツも置き換えられそうです。
ホースの寸法も測って…
ひとまずゴムゴムしい外観を隠したくて手元にあったスプレーで塗ってみましたが早くもバッキバキ。
改良する間恥ずかしいので、ゴム塗装用のスプレーで応急措置。
(このスプレー買いに行ってポイントカードを作りました)
大体の形は出来上がってきたものの大きすぎたり、なんか元気なさそうだったり。
ただスライス(3Dデータを3Dプリンタのxyzの動作に変換してくれるソフト作業)してみるとこれでも17時間。
えー長いー。この記事もまた長くなってきたし区切ろうか…。
いや、頑張れる筈だ。僕もあなたも。
長時間出力になると造形不良のリスクが伴います。
zortraxの様な溶かした樹脂フィラメントを積層していくタイプの場合
高温の樹脂が冷え固まる段階で反ってしまったり、テーブルから剥がれてしまったりすることが良くあります。
そこで今回はPETGフィラメントを使用します。
ABS樹脂とPLA樹脂の良いとこどりと言われたりもする様です。
冷えて固まるのが早いと言いますか、むしろ冷やして固めてしまえば収縮する事無く(するけど)安定した出力が可能な様です。
密閉型でない安価な機種にも最適と言えるかも知れません。
とはいえ、一旦出力開始してしまったら17時間。
各箇所を個別に出力して寸法を試します。
(PETGの到着が待てなくて光造形で出したあんまり意味の無いテスト)
せっかくなのでフレックス系フィラメントも購入してパッキン(ガスケット?)も出力しようと思います。
しかしこれ、中々取扱いが難しく、温度と送り速度がシビアです。
cre8に設置してあるzortrax M200ではフィラメントをセットする際の温度や速度の設定が出来ない為、使用出来ません。(上位機種から対応しているみたい)
そこは色々融通の利くRep-creatorが頑張ります。
…あ、早速なんか出てる。
色も手伝って、なんかグロい。
しまって、早くソレしまって…。
いい加減長くない?
いやまだまだ頑張れる筈だ!僕はともかく。
できてみれば案外小ぶりだな。
ナイスPETG。
ただ、PLAの様な硬さでちょっとブリム(底部分の土台)を剥がすのが手間でした。
剥がしてみるとこんな感じ。
まー いいんじゃない?
セットしてみました。
何度もテストした甲斐あって、ピッタリフィット。
ズコっと入りました。気持ちいいー。
この後、ペーパーで磨いて、磨いて、サフ塗って、磨いて、塗装して、気に入らなくて、磨いて、磨いて……手あれやこれやした結果がこちら!
お疲れさまでしたー。