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オリジナルスマホケースを作る・前編〜手帳型ケース編〜
去年の秋、iPhone11が発売されてすぐに購入したわたくしりょん。
スマホケースも同時に買うか、
11用のケースがたくさん出回り出す時期を待つか悩み
後者を選択したんですが、
買って5日で落として背面ガラスを割り本体全交換になりました…
好みのデザインのケースが出るのを待たずに
好みのケースを作ればよかった…
ということで!
今日はオリジナルのスマホケースを作ろうブログです!
まずはメディアとなるスマホケース選びから。
初めての方は白色のケースを使うのがおすすめ!
メディアが白色であれば
その上に画像データを配置するだけでいいんですが、
メディアに予め色が付いていると
ただ色を重ねただけでは地の色が出てしまうので
地の色を消す白版のデータが必要になります!
図で説明すると、
こんな感じ!わかりやすい!
白版はただ白で作ればいいわけじゃなく色の指定があるので
データ作成初心者さんにとってはちょっと面倒な工程かも。
それから材質について!
プリントに使うのはUVプリンタという加工機なんですが、
cre8のUVプリンタは硬化インクを使っているので
柔らかい曲がってしまうような素材へのプリントは不向き…!
ソフトケースだとスマホ着脱の時にインクが割れる可能性があります…
なので、おすすめはプラ製のハードケースです!
また、合皮製の手帳型ケースへのプリントも可能!
このブログでは手帳型ケースの、
後編ではハードケースのプリント工程をご紹介しますね!
それでは手帳型ケースを用意!今回は白無地のものを使用!
今回は全面にデザインを載せたいので
Illustratorで絵やら字やらテクスチャやらを良い感じに配置して
スマホケースの形に合わせてマスクをかけてデザイン完成
メディアからインクがはみ出るとプリンタノズルがダメージを受けてしまうので
ケースに合わせたきっちりサイズになっています!
プリントの位置合わせに使う枠線のデータも一緒に準備してくださいね!
それではプリント操作へ!
まずはUVプリンタのテーブルに紙を貼りプリント位置を示す枠線をプリント!
この枠線に合わせてスマホケースを置き、いざ本番プリント!
…といきたいところなんですが、
ケースを置いてみたところ左右で厚みが違い 場所によって高さにギャップがあり
このままプリントすると低くなっているところには綺麗にインクが載ってくれないので
低くなっている部分に折りたたんだ紙を挟んでトップの高さを揃えました。
また、磁石が仕込んである部分には両面テープを貼って浮き防止!
よし!今度こそプリント!ズレませんように…!
完成です!
うん!まあまあ!
印刷ズレはなくフチまでしっかりプリントできましたが
完全フラットではないのでちょっと低かった部分は印刷がボケてますね…
もっと小道具を駆使して全体がフラットになるようにせねば…
あ、皆さんが工程の他に気になるのはプリント料金ですよね!
cre8ではUVプリンタはセット料金¥200円/枠(税別)と
UVインクの使用量で料金をいただいています。
Member ¥500/cc(税別) Visitor ¥800/cc(税別)
これを踏まえて今回の料金計算をします!
今回使用した総インク量は0.024ccでした!少ない!
全面に色を載せたものの薄い色だったのでインクはそんなに使わなかったんですね!
よって
Member 0.024cc×¥500=¥12
Visitor 0.024cc×¥800=¥19.2
となるんですが、一の位は繰り上げさせていただいてるので
インクの使用量はどちらも ¥20(税別)!
なので、今回はMemberさん・Visitorさんともに¥220(税別)という結果になりました!
安い…本当…?びっくりした…
最後に!
手帳型スマホケースにプリントするデザインに関して注意です!
前述した通りcre8で使用しているUVインクは曲げに弱いので
手帳型ケースの背の部分に濃くインクが乗ると
割れてしまう危険性が高いです…!
こんな感じ↓
なので、背の部分には色を載せない
もしくは載せるとしても薄い色にしておくのがおすすめ!
それでは後編、ハードケース編ですー!