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ヒートカットでリボンを作ってみました!
こんにちは、スタッフのはつねです!
最近は天候の悪い日が多いですね。
こんな時期は家に籠って普段はしないことに挑戦してみたくなります。
ということでヒートカットに初挑戦してみました!
今回作ったのは刺しゅうのリボンです。
さっそく作業工程を見ていきましょう~!
ヒートカットするのでポリエステル100%の布を用意します。
化学繊維であるポリエステルの布を使わないと
ヒートカットの時に熱で溶けないのでご注意ください!
今回は布が薄いので強度を上げるため芯地をアイロンで熱接着します。
比較のため芯地を貼らないものも作りました。
芯地はcre8で販売しているヒートカット対応のヒートハイボンを使います。
次はデータ作成です。
ヒートカットの際のデータですが、一番外側の線が全て繋がっていないと
ヒートカット出来ませんのでご注意を!
今回は花の塊が左右で独立してしまっていたので上下を横線で繋げました。
データが完成したら刺しゅうします!
刺しゅう枠に布をはめて機械にセットしたらスタート!どんどん縫われていきます。
cre8にはポリエステルとレーヨンの二種類の刺しゅう糸がありますが、
布と同じ素材であるポリエステルを使ってしまうとヒートカットの際に
一緒に溶けてしまいますので間違えないようにしてくださいね!
刺しゅうが終わりました!
少し布が糸に引っ張られてしわになっているところもありますが、
綺麗に刺しゅうされています。
次に芯地を貼らなかったものも同じように刺しゅうしていきます。
出来上がった二つを比べてみると、意外と違いが出てきました…!
右の芯地を貼った方が布がよれたりせずピシッとしていますね。
特に糸の内側はヒートカット後も残る部分のため、しわが気になります。
芯地の大切さが分かりました…!
ちなみに、ヒートカットの前にカットの際に邪魔にならないよう
刺しゅうから数センチを残して布を切りました。
それではいよいよヒートカットに入ります!
ヒートカットの際に必要になるのがはんだごて、ガラス板、スタンド!
なんと、全てcre8に揃っています。
刺しゅうに沿ってカットする前に、布の端でどんな感じに切れるのか試してみます。
はんだごてが充分に温まっているとあっという間にポリエステルが溶けていきます!
感覚が掴めたら本番です。
花の周りはデコボコしていて複雑なので、一度で細い隙間までカットせずに
まずは大まかに一周カットしていき、
凹んでいる細い隙間に残った布は後から整えていきます。
ぐるっと一周ヒートカットしたものがこちら。
布をくるくる回転させながら進めていくと、おおよその形にはカット出来ましたが
まだ所々布の破片がチラチラと残ります。
次にその残った布を溶かしていくのですが、先ほど使っていたはんだごては
先端が丸く上手く細い隙間に入りません。
なのでこちらの先端の平らなはんだごてに持ち替えて綺麗に整えていきます。
整えたあとはこの通り!細い隙間も綺麗に出来ました!
芯地ありとなし、二つとも綺麗にヒートカットが出来ました~!
芯地がある方が厚みがあってカットが大変でしたが
上手くヒートカット出来て良かったです…!
上が芯地なし、下が芯地ありです。
ヒートカットはどちらも同じ出来上がりなので、
刺しゅうした時の布のしわが一層目立ちますね…。
最後にリボンの形に仕上げていきます!
均等な幅で折りたたんでいき、中心を糸で留めます。
これでリボンの形にはなりましたがこのままでは先ほど留めた糸が丸見えなので、
余りの布をくるくるっと巻き付けボンドで止めて完成です!
出来たー!!
左上が芯地なし、右下が芯地ありのものです。
どちらも可愛いですが、芯地を貼った方が出来上がりもピシッとして綺麗です。
芯地なしで刺しゅうした時はレースなどのように飾りとして使ったほうが
良いかもしれませんね。
また、ポリエステルの布にはシフォン生地やサテン生地もあるので
そういった生地で作ってみるのも面白そうです。
布を使ったブログが続いてるので、
次は木材を使って何か作れたらいいなぁと思います!
お楽しみに~!!