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【平野九州探訪記②】METALでFABな北九州、産業イノベーションギャラリーへ
ごきげんよう
今回もスタッフ平野の報告ブログ。
第二弾をお送りします。
なんだそれ?はじめて聞いたという方は
是非とも以下のリンクより
第一回目もご覧あれ。
シリーズ物とはいいつつも
一話完結型なので、これだけ読んでも楽しめます。
毎度毎度のことながら、
前置きつれづれ場当たり的に、ついつい長くなりがちなので、
サクッと本編入りましょう。
それではどうぞ、はじまりはじまり。
やってきました北九州。
最近何かと話題の遊園地。。。は、
残念ながら素通りします。
今回はお仕事ですからね。
ザターン、タイタン、ヴィーナス。。。
春めいた黄色い叫びや笑い声、
軽快な音楽たっぷり背に受けて、
誘惑負けじと下むいて。。。
エイリアンパニック、ムニムニ博士。。。
鹿児島本線「スペースワールド駅」降りて、
あっという間の徒歩5分、
北九州イノベーションギャラリー
に到着いたしました。
北九州の産業技術等に関する
展示・体験・人材教育・イノベーションの場として
地元の方から「ものづくり」に携わる人々に
親しまれているこの施設。
施設内にて日々、
取り組まれている活動もさることながら、
施設の外観、構造、空間演出が。。。
一体化した壁と床による美しい曲線、
三角のガラスとアルミによるシステマチックな構造体、
中庭や廊下までもが見渡せる、
風通し・採光・導線の心地よい空間構成。。。
カッコよすぎて惚れますよ!
ここで3日間過ごせるなんて、
嬉しくって建物外側ぐるぐると
徘徊してた不審者は、
何を隠そう私です。
九州出身で「ものづくり」に携わっていながら
初知、初見、初訪問な自分をたいへん恥ずかしく思います。。。
春のわくわく3連休、
この地で開催されまして、参戦してきたイベント。
MAKERS & FABBERS 2017 in KITAKYUSHU
『 SHUFFLE 』
概要すこし、かい摘み、説明させていただきますと、
ものづくりをする人の、
ものづくりをする人による、
ものづくりをする人のためのイベントとして、
全国で急速に増加する「ものづくり支援環境」の
コミュニティや協力のあり方、
施設運営の課題などを共有する。
と、いうもの。
せっかくなので詳しくは
公式イベントページもご覧ください。
これを機に、ものづくり施設運用におけるヒントや
ワークショップやイベント、プロジェクトの仲間を得て、
今後のクリエイトベースの発展に繋げていきたい。
と、考えての参加であります。
1日目のプログラム、
さっそく参加したのはですね、
北九州マイスター(金属加工の達人)による講話・実演の後、
アルミの棒からミニイーゼルを作る、
北九州ならではのワークショップ。その名も
Metal Fab Workshop
今回も写真たくさん流れに沿って
何を学んで何を得て、
何を思って考えたのかを、
徒然なるまま書き起こしましょう。
まずは皆さんお集まり
自己紹介をひとりずつ。
ご自身でファブ施設を運用されてるファブマスターな方々や、
自宅で蒸気エンジン開発に取り組む趣味の領域超えてますよな男性、
自称「ただの主婦」のただならぬ雰囲気をもつ女性、
これが北九州。。。!?
ボクハココニイテモイイノデショウカ。。。
北九州市が認定した凄腕の職人さん(※1)。
高炉製銑、溶着溶接、機械加工、
ワイヤーロープの末端加工、金型研削加工。。。
脳みそが追いつかないレベルで
凄い卓越した熟練の技術者の方々ががが。。。
こんな方々にご教授いただけるだなんて、
なんと贅沢なワークショップでしょうか。
ホントウニボクハココニイテモイイノデショウカ。。。
(※1)市をあげての素晴らしい取り組み、
「北九州マイスター制度」が気になる方はコチラへ。
まずは前半、実演授業、
マイスターの講話と実演を
拝見拝聴いたします。
機械加工のマイスター生野さん。
不可能と言われていた技術を
己の腕で実現されたエピソードの数々。
実演で、魅せていただいた鏡面切削加工は
今思い返しても鳥肌が立ちます。
半導体製造装置組立、金型仕上げのマイスター村上さん。
手作業でヤスリをかけた金属片が
コイル状に巻かれ散る、
こんなの見たことありません。
鳥肌立てて、呆気にとられ、
口を閉じるの忘れていたら、
後半のイーゼル作りがはじまりました。
ここから手がけられるのですか!?
心臓バクバク、鼻息アラク、
大興奮のはじまりですよ。
お手元の設計図と案内元に、
ピッと、カンコン目印描き
工作機械へ向います。
マイスターの方々が
横についてのほぼほぼマンツーマン。
はじめましての工具も多く、
浮足だちつつ、必死に挑戦。
幸せすぎて嬉しくて
参加者の人に動画も撮っていただきました。
ありがとうございます。
やったね完成ミニイーゼル!
己が手で作り上げたこともさることながら、
超豪華、贅沢な講師陣と参加者の方々と
一緒の時間を共有できたことが
何より嬉しく思います。
ありきたりな言葉しか、
ぼくには思いつきません。
でも、これが一番しっくりきます。
本当にお世話になりました。
貴重な経験体験を
ありがとうございます。
以上、METALでFABな1日でした。
次回はちょいと真面目なお話。
お固くなっても許してね。
おたのしみに〜
追伸: