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気になるUVプリンタの出力費がそう気にならなくなると良い話し。
こんばんは
すっかりごぶさた。
季節をお知らせする人、工場長だよ?
みなさん
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春ですよ。
まさに三寒四温。
暖かかったり、
寒かったり、
寒かったり、
暖かかったり。
なんだか気持ちも揺さぶられて、出逢いと別れの季節がことさらに盛り上がってまいりましたっ!
だいたい逆だろ!と。
出逢いと別れて!
別れと出逢いだろ!と。
みんなまた出逢っていくのだろう!と。
別れと出逢いの季節!
語呂が悪くて言いにくいけれども!言いにくいけれども!
さて、お久しぶりの気恥ずかしさを勢いでごまかしたところで問題です。
私は誰でしょう?
そう、工場長です。
さて、問題はいいから本題です。
平野くんから案内があった通り、4月は色々てんこ盛りです。
機材が色々と増えました。若干の価格改定があります。イベント出店などがあります。皆さま的には、嬉しいニュース、嫌なニュース、ふーん。だと思います。
この中で「嫌なニュース」であるところの「若干の価格改定」に挑むべく、キーを叩いた次第です。
UVプリンタが有料になります。
1ccあたりとセコイ事をもうします。ええ。ええ。
そもそもUVプリンタはインクが消耗品の上、毎月の保守料など含めると結構な贅沢品でありました。
しかし人によって使い方は様々、たっぷり使う人もいれば、ワンポイント入れたいだけの人もいる。結果無料で大開放!と、もうあのクリアインクはオーナー吉住さんの涙なのでは。ともっぱらの妄想です。
どうですか?
久しぶりの工場長。長くない?
ではその1ccってどのくらいなんだろう。
実際にアクリルバッジを作成し、ついでに前々から気になっていた“ある方法”と併せて検証してみました。
まずはアクリルをレーザーで切り抜きます。
“ヤニ”や“ガスの焦げ付き”を防ぐ為、少し浮かせてカットします。
「浮かせ方」としては切り抜いた後、下に落ちたアクリル同士が干渉するのを防ぐ為、交互に足を付けています。
お次は切り抜いた枠もそのまま使って、UVプリンタにセット、まずはワンポイントをプライマのみでプリントします。(先に紙を置いて、バッジの枠線をプリントしています)
プライマは素材とインクを接着させる為の下地材です。
↓ここまでの流れ
- アクリルをカット
- カットした枠線のデータを紙にプリント
- プリントした枠線に併せてフレーム(カットしたアクリルの外側)をセット
- カットしたアクリルバッジをはめ込む
UVプリンタはインクを噴き付けると同時に紫外線で硬化されます。
この時、UV照射率を最低レベルにしてやると、半硬化のベトベト状態で出力されます。
こんな感じ
そうしたら金箔を転写します。
(ちなみに得意げにやっていますが、この金箔転写用のシート、裏表まちがえました)
ゴリゴリと…。
(何度も言いますが逆です)
少し文字が浮かび上がってきてます。
そしてUVランプで120秒ほど照射。
再びUVプリンタにセットして残りのプリントをします。
アクリルは透明なので下地として同じデザインでホワイトもプリントします。
こうしないと半透明になる為、なんだかボンヤリします。
ただ裏からみて白く見えるのは安っぽいのでホワイトを挟む様にもう一層プリントします。
この時下地のホワイトはちょっとズレるだけでも目立つので1pxだけ内側にオフセットしてやります。
(出力するパソコン上でできます)
最後にサンドするもう一枚とのアクリルと接着する糊として
バッジ全面にベタでプライマを噴きます。
これも低照度のUVで半硬化にします。
同じカットのアクリルでサンドします。
そしてUV照射120秒!
出来上がり!
青はグラデーションのプリント
赤はプリント+金箔転写
黒はレーザーの彫りとプリントを併せてます。
UVプリンタの近くにその他の見本と転がってますので是非見てみてください。
まとめるとこんな感じ
プライマの噴き加減は解像度を上げたり、速度を変えたり試しましたがUV照射率さえ落としてやればどれも変わりありませんでした。
これでアクリルでサンドしたバッジが出来上がりました。
平板の状態でプリントして接着、最後にカットした方が良かったんじゃないかなと早速後悔しています。
さて、おまちかね。
ここまでやっておいくらなんだと。
以下、その詳細です。
……さ、3個作って、ハ、ハ、75円て…
吉住さんの涙を拭くティッシュも買えやしない!
僕まで涙が…
ああ、画面が、画面が滲む…。