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cre8でオリジナルTシャツ!
こんにちは、りょんです!
今日は!
Tシャツやトートバッグ等布物グッズを作りたい方に向けて!
cre8でTシャツを作る際の流れをご紹介!
一概にTシャツと言っても
刺繍なのか熱転写なのかシルクスクリーンなのかで
必要なデータや制作工程は全く変わってきます!
シルクスクリーンについては以前ご紹介したので
このブログでは熱転写でのTシャツ作りについてです!
今現在ご案内している熱転写用のシートには2種類あります!
ひとつはラバーシート、
もうひとつはLEDプリンタVINCIを使用する転写紙です!
それぞれの特徴をまとめてみました!
それぞれの特徴と完成イメージを照らし合わせて
向いている方のシートを使っていただきます!
※2022.8~VINCIにA3サイズが仲間入りしました!
そのため、シートサイズは297×420(mm)まで対応しています。
詳しくはスタッフまでどうぞ!
ちょっと言葉では分かりづらいところもあると思うので
実際に完成までの工程をざっくり見ていただきますね!
まずはラバーシートから!
こちらは見ての通りもともと色のついている単色のシートで
このシートからデザインを切り出して布地に転写をします!
まず使いたいデザインを用意!
これのアウトラインをカッティングプロッターでカットしたいのですが、
パスが必要なのでIllustratorで画像トレースしパス化します!
もしくはAdobe Captureというアプリを使って撮影して
アプリに自動でパス化してもらうという手もありますよ!
先ほどパス化したアルファベットを線で見てみるとこんな感じ!
この線の上をカップロの刃が動いてくれてカットするという寸法!
ここで注意!
ラバーシートはシートの裏面からカットする形になるので
データは必ず反転させてくださいね!
ではカップロちゃんにラバーシートをセットし、データを送り本カット!
カットできました!
ここから地道な作業、カス取りです。
絵柄が細かいと必要なパーツまで不要部分にくっついて取れちゃったりしてかなり大変です…
太めの文字や面の大きなモチーフは比較的カス取りしやすいですよ!
今回はちょっと細かめだったので疲れました…
面倒なカス取りも終わり、あとは転写するだけ!
あらかじめ温めておいたヒートプレス機にTシャツをセットし
ラバーシートを乗せてプレス!
プレスできたらTシャツを冷たい場所に移動させ、熱が冷めたらフィルムを剥がしていきます!
この工程は今回は苦戦しませんでした!
細かいデザインだとここもちょっと手間取ります…!
フィルムを剥がしたらもう一度プレスして完成!
思ってたより小さい!もう少し大きくすればよかった!
でもラバー自体はとても良い感じです!くっきり!なめらか!
わたしも自分でラバー転写した服たち愛用してますが、剥がれてきたりもせず丈夫ですよ!
さてさてお次はVINCI転写シートのご紹介!
VINCI転写シートは印刷シートと糊シートの2枚セットになっていて
転写したい絵柄を印刷シートに印刷し、
その上に糊シートを貼り合わせて布地に転写します!
まずは絵柄を用意します!
こちら、全体的に濃淡がありますが、
糊シートの糊はトナー(インクのようなもの)に反応してくっつくので
色の薄いところにはくっついてくれません…
そこでお役立ち!LEDプリンタVINCIの白トナー!
画像の下地になるように白ベタをプリントしてあげることで
画像全体にトナーがしっかり乗り、糊がちゃんとくっつきます!
また、白色の下地を敷くことで
濃色の生地への転写でも生地の色が透けず鮮やかに転写できますよ!
白地部分は画像の形に合わせたパスデータが必要です!
こんな感じ。
このどピンクの部分がVINCI用の特色設定になっていて白色でプリントされます!
お気付きの方は勘が良い!上の画像は反転済みです。
色の上に白を重ねて印刷し、その上に糊シートを張り合わせる、という工程になるので
データは反転させ、白版が色(画像や絵など)の上にくるようにしておきます。
ではいざVINCIでプリント!
出てきました!
元画像を見ていると「え、合ってる!?」と不安になっちゃうかもしれないですが
色の上に白が乗っている正しい状態なのでご心配なく!
お次はこの印刷シートと糊シートを重ねてラミネーターに通して仮圧着!
仮圧着した印刷シートと糊シートをヒートプレス機で本圧着します!
ここがVINCI転写の工程で一番コツの要るところ!
印刷シートと糊シートを圧着したら、熱いうちに糊シートの剥離紙を剝がさねばならんのです!
シートが冷めてしまうと糊に剥離紙がべったりくっつき、見るも無残なお姿に…
剥がす時のコツは店頭スタッフに聞いてくださいね!
そして剥離紙を剥がしたシートの写真を撮り忘れました…
印刷シートのトナー部分の上に糊がべったりくっつくのです!
トナーのないところには糊は乗らないのでカス取りの必要なし!
ではプレス機にTシャツをセットし、
転写シートの糊面を下にしてTシャツの上に乗せ、クッキングシートを被せてプレス!
(その上にヒートバリアというシートを被せるとより鮮やかに転写できます!)
今度はしっかり冷めるまで放置してから剥離紙を剥がし、
もう一度プレス機でプレスしたら完成!
こっちももっと大きくすればよかった!
でもちゃんと転写できてます!!(デジャヴ)
プリンターで印刷したものを貼り付けているというだけあって
やっぱりグラデーションがきれいです!
質感はパリっとしていますが多少ぐにぐに曲げても割れたりはしません!
以上、熱転写でのTシャツ作り工程ご紹介しましたが
伝わりましたでしょうか…(文章力が不安)
ちなみに、素材についてのご質問をよくいただくのですが
125℃〜150℃くらいの熱を加えるのでそれに耐えられる素材であることが大前提、
VINCIの場合はナイロン・ポリエステルは非推奨です!
またTシャツは店頭販売していないのでご用意の上ご来店下さいね!
みなさまのものづくりの参考にしていただけたら嬉しいです!