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材料はMDFだけ!ディスプレイ台作り!
こんにちは、cre8の細々した什器作り担当のりょんです!
cre8にはMDFが豊富にあるので備品はMDFで作ることが多いのですが
MDFは釘が打てないのでcre8では基本的に凹凸の噛み合わせでの箱組みをしています。
長いことその方法でやっているのでもう当たり前感覚でしたが、
改めて考えたら釘やネジを使わずに
MDF(と、より強固にしたい場合は木工用ボンドも)だけで什器が作れるって
すごいお手軽ですね…良いですね……
今回はその凹凸の箱組みでトップ画像にあるサンプル用のディスプレイ台を作ったので
その工程をご紹介します!
まずは整頓したい場所のビフォー写真。
ここの問題点と、どう解決したいのかを箇条書き。
・サンプルを綺麗に見やすくしたい。
・機材の前にサンプルが並んでいると機材が取り出し辛い。
・製本機が一人で持てないレベルの重さなので不便。
・収納もほしい。
これを叶える什器のデザインを考えます。
よしこれかな!となったのが雛壇型。
デザイン画を描いて寸法を決めたらイラレで展開図を描いていきます。
もうね、頭こんがらがるかと思った。
思っただけじゃなくてこんがらがった。
心が折れそうになりながらもひたすら根気で乗り切ります。
凸凹を噛み合わせるタイプの箱組みをする時の注意なんですが、
例えば幅3mmの穴に対して凸の幅も3mmにすると
レーザーで焼き切られる分があってスカスカになっちゃうので、
かっちり噛み合わせたい場合は凸部を少し大きめにするか、穴を少し小さめにした方が良いです!
ちなみに今回は4mmMDF使用で穴の幅を0.3mm小さくしています!
さらにちなむと、普通の直方体や立方体の展開図であれば
cre8のMacに入れている「Normal box」というアプリを使うと
このように数値入力するだけで自動的に展開図を生成してくれますよ!
初めて箱組みに挑戦する方はここから入ると良いかも!
(リンク貼ろうと探したのですが飛べるような場所が見つかりませんでした…)
なんとか完成した展開図でレーザーカット!!
よっしゃ!
溝に木工用ボンドを塗り、パーツをゴム槌で叩きながら組み立てて…
わーい!どんなもんじゃい!
こんな感じで一つ什器が完成!
ちょっとデータをいじった什器をもう2つ作りましたらば…!
(ここで劇的ビフォー○フターのあの音楽を頭の中で再生してください)
なんということでしょう!
以前よりサンプルも見やすくなり
何より機材が格段に取り出しやすくなったではありませんか!
段の下には収納も!
サンプルの入れ替わりがあったらスタンドだけ新しく作れば
溝にスタンドを差し込んで自在にレイアウトできるのです!
それから重くて苦労していた製本機は…
キャビネットの上に!
これでもう腰をやられる心配はありません!
どうよ…
やるなぁりょん…
おひねり投げてくれても良いんですよ…
ついでに自慢すると受付にある電話台もりょん作です。
色々収納できるよ。
あとリーフレットスタンドもね!
と、いうことで、MDFの箱組みも結構自在だね!
そしてりょんすごいね!というブログでした。
皆さんもぜひぜひチャレンジしてみてくださいー!