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ビニールに印刷してポーチを作りました!
こんにちは、お久しぶりです。スタッフのはつねです。
ついに家でもクーラーをつけ始めました。最近暑いですね…
そう、夏です!皆さま夏の予定はお決まりでしょうか?
海ですか?川ですか?それとも……プール?
夏といえば水遊び!そんな水辺にピッタリなビニールポーチ、作ってみたいと思いませんか?
というわけで作りました!
防水のビニールポーチ!
ビニールに柄を印刷して布と一緒に縫って作ります。
今回使用したビニールは塩化ビニール素材のものになります。手芸店で布のようにロールで売っていました。
塩化ビニールなのでレーザー加工機は使えません!
肝心のプリンタですが、ビニールに対応しているのがダイレクトプリンタだけなので今回はダイレクトプリンタを使います。
そしてこのビニール、結構柔らかくてヘロッとしているんです。
ダイレクトプリンタは硬化インクを使用しているため、このような柔らかい素材の場合インクが割れる可能性があります。
そこで今回、どうすればインクが割れにくい印刷が出来るかいくつか実験をしてみることにしました!
①ビニールの表に印刷と裏から印刷
②プライマの有り、無し
この二種類を組み合わせた四パターンで実験をします。
その四パターンがこちら。
表に印刷したポーチと裏から印刷したポーチを作り、片面だけにプライマを乗せました。
黒のチャックが表に印刷、白のチャックが裏から印刷したものです。
写真だと少し分かりづらいですね…
そして小さな三角が青い方がプライマ有り、赤い方がプライマ無しになります。
それでは早速、作業工程を見ていきましょう!
まずはA3コピー用紙に印刷した枠線に合わせてビニールを配置します。この時、ビニールを平らにするために四辺をマスキングテープで留めます。
そして本印刷です。インクの順番は表に印刷する方がプライマ→ホワイト→カラー、
裏から印刷する方がプライマ→カラー→ホワイトになります。
印刷したものがこちら!
左側が表に印刷したもの、右側が裏から印刷したものです。
比べてみると、裏から印刷した方がカラーとホワイトのズレが目立ちますね…
ちなみに真っ二つにでもしない限りインク割れは起きませんでした。優秀!
次はこのビニールを布と一緒に縫っていきます!
今回は手縫いでしたが、cre8の職業用ミシンにはビニールや皮用の押さえもあるのでミシンでも縫えますよ!
まずはチャックを縫い付けます。通常のポーチと同じ作り方で作るので、完成した時に一番外側になるビニールが中に来るように塗っていきます。
チャックの次はサイドを縫っていきます。この時チャックを開けておかないと最後にひっくり返せなくなりますよ~!
縫い目の雑さには目をつぶってください( ;∀;)
そして最後が最難関、表にひっくり返す作業です!ビニールに布ほどの柔軟性がないため、クシャッとならないようにするのがとても大変でした。
ガッとひっくり返します。今回はポーチが小さくゆっくり丁寧に返すことが出来なかったため、遠慮なくいきました。
結果は…この通り!
1・2枚目が表に印刷した方、3・4枚目が裏から印刷した方、そして1~3枚目がプライマ有りです。
一番キレイに出来たのは表に印刷したプライマ無しでした!
割れてしまいましたね…ビニールが傷ついた部分もありました。丁寧さが大事と学ぶことの出来た良い機会になりました(笑)
四パターンで比べてみると、表に印刷した方は割れやすく裏から印刷した方は一部だけ割れやすいように思います。
プライマは、有りの方がインクに厚みが出る分割れやすいですね。ただ無しの方はその分強度がなくなるのかビニールごと
パックリと割れてしまいました。
今回はこのような結果でしたが、インク割れやビニールの傷はポーチの形や大きさによってまた変わってくると思います。
大成功とはいかないですが、個人的には満足する出来栄えでした!
いつもとは違うことに挑戦するのは楽しいですよね!
皆さまも夏ならではのモノ、是非作りに来てくださいね~!